この記事では、エクストラダウン掛け布団のデメリットやメリットなどを解説しています。
エクストラダウン掛け布団は羽毛のようなボリューム感を持ちながら、洗濯機で洗えて清潔に保てる人工羽毛布団です。
「軽くて布団の上げ下ろしが楽」「ホコリが出なくて快適」など、多くのメリットがあります。
一方「真冬にこれ1枚だと寒い」「使用していると中綿が偏る」といったデメリットも。
エクストラダウン掛け布団のメリットやデメリットを詳しく知りたい人は、このまま読み進めてください。
軽くて扱いやすい布団を探している人は、以下のリンクから詳細をチェックしてみてくださいね。
エクストラダウン掛け布団のデメリット４選
エクストラダウン掛け布団のデメリットは以下の4つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デメリット①：使用期間が長くなると中綿が偏りやすい
1つ目のデメリットは、使用期間が長くなるにつれて中綿が偏り、寝心地や保温性が低下しやすい点です。
これは人工羽毛（マイクロファイバー）特有の性質によるものです。
細い繊維が静電気や摩擦によって絡まりやすく、使用中の動きや洗濯時の負荷によって、キルティングの中で繊維が一箇所に固まってしまう傾向にあります。
実際、以下のような報告も寄せられています。
特に、ファイバーが結合してダマのように固まり、ふっくらとした均一な厚みが失われてしまうケースがあります。
長く快適に使うには、
などの定期的なメンテナンスをしてくださいね。
デメリット②：寒冷地での単体使用には限界がある
エクストラダウンは、
などでは、真冬にこれ1枚だけで過ごすのは難しいのが現実です。
人工羽毛は技術的に進化しているとはいえ、天然の羽毛布団が持つ圧倒的な「空気の保持力」や「体温を逃さないフィット感」にはやはり及びません。
とくに室温が低い環境では、体への密着度が弱いためにスキマから熱が逃げやすく、保温力不足を感じやすくなります。
実際に、以下のような口コミが多く見られました。
また、暖房を切って就寝する場合、「思ったより暖かくない」と感じるユーザーも多いです。
春秋用のメイン布団や毛布や暖房と併用する布団として、割り切って活用するのがいいかなと。
デメリット③：羽毛布団に比べて耐久性が低い
エクストラダウンは天然の羽毛布団と比較すると、耐久性が低く、へたりが早い傾向にあります。
そもそも天然羽毛は適切なメンテナンスを行えば、復元力が高く10年以上持ちます。
しかし、人工羽毛であるポリエステル繊維は、経年劣化や洗濯のダメージによる復元力の低下が早いです。
実際に5年前の商品と比較して、品質の低下を感じるリピーターもいました。
長期的なふんわり感の維持は難しいのが実情ですね。
10年、20年と長く使い続ける一生モノではありません。
「安価で衛生的に使える消耗品」に近い感覚で、数年ごとの買い替えを前提に導入するのが賢明な判断と言えるでしょう。
デメリット④：静電気が発生しやすい
エクストラダウンは素材の特性上、乾燥した冬場に静電気が発生しやすい傾向があります。
これは、側生地、中綿ともにポリエステル100％の化学繊維で作られているためです。
化学繊維は吸湿性が極めて低く、乾燥した環境下では静電気を帯びやすい性質を持っています。
そのため、冬場の乾燥した寝室では、布団に入る際に「バチッ」と静電気が発生することがあります。
また、この静電気が中綿同士を引き寄せ、前述した「中綿の偏り」を引き起こす原因の一つにもなっていますよ。
対策としては、ポリエステル製のカバーではなく、綿100％やガーゼ素材など天然素材のカバーを使用したり、寝室の加湿を十分に行ったりすることが重要ですね。
エクストラダウン掛け布団のメリット５選
エクストラダウン掛け布団のメリットは以下の5つです。
一つずつ解説しますね。
メリット①：布団は軽いので、布団の上げ下ろしが楽
1つ目のメリットは圧倒的に軽いことで、日々の布団の取り扱いがラクになることです。
エクストラダウンの中綿の重さは以下のとおり。
昔ながらの綿布団は中綿だけで3kg〜4kg以上あることも多いため、それに比べるとめっちゃ軽いですね。
側生地を含めても、女性が片手で持てるほどの軽さになっています。
「布団が重い」という毎日の小さなストレスがなくなることは、生活の質を確実に向上させてくれる大きなメリットと言えるでしょう！
メリット②：家庭用洗濯機で丸洗いできる
2つ目のメリットは、もし布団が汚れても自宅の洗濯機で手軽に丸洗いができる点です。
その理由は、エクストラダウンが中綿にポリエステル繊維を使用しているためです。
ポリエステルは水に強く乾きやすい性質を持っており、さらにしっかりとしたキルティング加工が施されているため、家庭用洗濯機での洗濯に対応していますよ。
といった場合でも、わざわざ高額なクリーニングに出したり、専門店に持ち込んだりする必要がありません。
自宅で洗って天日干しをすれば、その日の夜にはまた清潔な状態で気持ちよく使用できますよ。
メリット③：羽毛布団特有の獣臭がなく、ホコリも出にくい
3つ目のメリットは、羽毛布団のような独特のニオイがなく、部屋にホコリが舞いにくいため、呼吸器系が敏感な方でも快適に使用できる点です。
エクストラダウンの素材は化学繊維であるため、天然羽毛につきものの動物性タンパク質由来の「獣臭」が一切発生しません。
また、切れにくい長い繊維（長繊維）を使用しています。
使用中の摩擦で繊維が切れて、綿ボコリになりにくい構造になっていますよ。
この「無臭かつホコリが出にくい」という特性は、ニオイに敏感な方やアレルギーが気になる方にとって、天然素材にはない大きな安心感につながりますね！
メリット④：ダニの心配が少ない
4つ目のメリットは、ダニが繁殖しにくい素材と構造で作られているため、ダニ対策を重視する方にも最適である点です。
化学繊維はダニの餌になりにくく、さらに側生地には高密度の素材や抗菌防臭加工が施されています。
これにより、ダニが布団の内部に侵入したり、中で増殖したりするリスクが天然素材に比べて格段に低くなっていますよ。
押し入れに長期間収納していた来客用の布団を急に出す場合でも、ダニの死骸やフンを気にする心配が少なく、天日干しなどの簡単なケアだけで使用できますね♪
メリット⑤：来客用や子供用として複数枚揃えやすい
最後のメリットはコスパが高く、家族分や来客用として複数枚を揃えやすい点です。
本格的な羽毛布団を一式揃えようとすると、数万円から高いものでは数十万円かかることもあります。
一方、エクストラダウンは以下のようなお手頃な価格設定です。
特に2枚セットなどのまとめ買いを利用すると、1枚あたりの価格がさらにお得になり、家計への負担を大きく抑えられます。
といった場合でも、この価格なら躊躇なく購入できますね！
エクストラダウン掛け布団をおすすめしない人
エクストラダウン掛け布団は、以下のような方にはあまり向いていません。
エクストラダウンは軽くて扱いやすい反面、保温力や耐久性は本格的な羽毛布団には及ばないというのが現実です。
特に北海道や東北などの寒冷地では「これ1枚では寒い」という声が多く、真冬の主力として使うには、暖かさに不安が残りますね。
また、人工羽毛は洗濯や経年劣化によってボリュームダウンしやすいです。
10年以上長く愛用できる「一生モノ」を探している方には、不向きと言えるでしょう。
エクストラダウン掛け布団をおすすめする人
以下のような方には、エクストラダウン掛け布団がピッタリです。
エクストラダウンの掛け布団は軽くて扱いやすく、家庭用洗濯機で丸洗いできるメンテナンス性の高さが大きな魅力です。
羽毛特有のニオイやホコリが出にくいため、アレルギー体質の方やニオイに敏感な方でも安心して使用できます。
また、手頃な価格で数を揃えやすいため、来客用や子供用としても重宝します。
「暖房と併用する」「春秋用として使う」など、用途や環境を明確にして割り切って使えば、これほどコスパが良く使い勝手の優れた布団はありませんね！
エクストラダウン掛け布団に代わるおすすめする掛け布団３選
エクストラダウン掛け布団の代替品として、機能性・暖かさ・お手入れのしやすさで人気の掛け布団を3つご紹介します。
「どれを選べばいいか迷う…」という方は、まずこの3つの商品を押さえておきましょう！
①：羽毛を超える保温力！「コンフォートダウンDX 掛け布団」
コンフォートダウンDXは、「とにかく暖かい布団が欲しい！」という寒がりな人におすすめ。
テイジンの高機能中綿「フワリーヌ」が熱を逃さず、羽毛布団と比べても見劣りしない保温力を発揮します。
また、洗濯機で丸洗いできるので、清潔さをキープしながら長く愛用できます。
エクストラダウンよりボリューム感と暖かさを重視したい人に最適です。
②：環境にも人にも優しい「エシカルダウンリッチ」
エシカルダウンリッチは、「羽毛布団は苦手だけど、暖かく快適に眠りたい」という方にぴったり。
ホコリが出にくく、ペットやお子さんがいる家庭でも安心して使えます。
再生ポリエステルを使ったサステナブル素材で、地球にもやさしい設計。
軽くて扱いやすく、エクストラダウンよりも清潔さ・耐久性・エシカル性を重視する方におすすめです。
③：NASA素材使用！「bon moment 人工羽毛掛け布団」
bon momentの人工羽毛掛け布団は、最新素材で暖かさと軽さを両立した高機能モデル。
「NASAが認めたエアロゲル」を採用しており、圧倒的な断熱性で冬の寒さをしっかりブロックします。
防ダニ・抗ホコリ仕様で衛生的、かつ丸洗いもできるので、メンテナンスも簡単。
エクストラダウンよりも高い保温性と機能性を求める方におすすめの一枚です。
エクストラダウンについてまとめ
この記事では、エクストラダウン掛け布団のメリットやデメリットについて解説しました。
主な懸念点として「長期間使用による中綿の偏り」や「寒冷地での保温力不足」などが挙げられます。
また、耐久性の面でも「数年でへたってしまう可能性がある」という点は否めませんね。
しかし、消耗品として割り切れる価格の安さや、自宅で丸洗いできるという衛生面でのメリットは非常に優秀です。
最終的には、
といった使い方や目的がハッキリしている人にとっては、デメリットを上回る価値がある商品です。
エクストラダウン掛け布団は、「軽くて清潔・コスパの良い掛け布団」を求める方にとって、日常使いにちょうどいい一枚と言えるでしょう。
また、エクストラダウン以外の掛け布団も気になる方は、以下の3つの商品もチェックしてみてください。
♦暖かさ重視 → コンフォートダウンDX
♦環境・安全性重視 → エシカルダウンリッチ
♦最新素材・機能性重視 → bon moment 人工羽毛掛け布団
