この記事ではダイキンの除湿乾燥機「カライエ」のメリットとデメリットを紹介します。
カライエは壁に取り付けるタイプの除湿機で、スペースを取らず、日常のメンテナンスも簡単です。
24時間の運転が可能なため、高湿度でカビが心配な場所にピッタリです。
しかし運転によって室内が暑くなったり、設置に外壁への穴開けが必要があります。
設置にかかる費用についても触れていますので、費用の見積もりを立てる際の参考にしてくださいね。
ダイキン「カライエ」のデメリットは3つ
カライエのデメリットは以下の3つです。
1つずつ解説します。
デメリット①:室内が暑くなる
カライエを使うと、室内の温度が上がります。
これは、カライエがデシカント方式を採用しているためです。
上記のプロセスの途中で熱が発生するため、どうしても室温が上がりやすくなります。
とくに小さめの部屋では、暑さを感じることがあるでしょう。
ただ梅雨のジメジメとした暑さとは違うため、不快感は軽減されますね。
もし室温が気になるときは、次のような方法を試してみましょう。
このように工夫すれば、カライエのデメリットをうまくカバーできますよ。
デメリット②:外壁に穴をあける必要がある
カライエを設置する際、外壁に穴をあける必要があります。
なぜなら、カライエは壁掛けタイプの除湿機で、湿った空気を屋外に排出するためです。
カライエを設置するために、以下の点に注意してください。
とくに賃貸住宅での設置を考えている方は、管理会社や大家さんの許可を取ることが重要です。
無断で穴をあけてしまうと、トラブルの原因になります。
あらかじめ設置場所や条件を確認しておけば、スムーズに取り付けられますよ。
デメリット③:洗濯物は乾かせない
カライエは洗濯物の乾燥には向いていません。
なぜなら、カライエは一般的な除湿機であり、衣類乾燥専用の機能がないためです。
カライエは温かい空気を排出する機能はありません。
洗濯物を乾かせないので、注意が必要ですよ。
もし除湿と衣類の両方をしたいなら、アイリスオーヤマの衣類乾燥除湿機「IJD-I50」のほうが便利かもしれません。
アイリスオーヤマの「IJD-I50」は、衣類乾燥・除湿・サーキュレーターの3役をこなせるので、部屋干しの強い味方になります。
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ダイキン「カライエ」のメリットは5つ
カライエには、使い勝手の良いメリットが5つあります。
それぞれ詳しく解説していきますね。
メリット①:壁掛けなので邪魔にならない
カライエは壁掛けタイプの除湿機です。
床に置く必要がないため、生活スペースを広々と使えるのが特徴です。
こういった方には、大きなメリットになりますね。
「壁掛けタイプって、場所を取らないとはいえ、どれくらいのスペースが必要なの?」と気になる方もいるかもしれません。
カライエの本体サイズは「高さ299mm × 幅437mm × 奥行190mm」。
これはA3用紙とほぼ同じ大きさなので、壁に取り付けても圧迫感を感じにくいです。
コンパクトな設計なので、お部屋の雰囲気を崩さずに設置できますね。
メリット②:24時間運転できる
カライエは24時間連続運転ができます。
なぜなら、水を捨てる手間がいらないからです。
通常の除湿機は、水タンクが満タンになると自動でストップし、定期的に水を捨てないといけません。
でも、カライエは湿った空気をそのまま外へ排出するため、内部に水が溜まらない仕組みになっていますよ。
長時間の運転が必要な場所でも、止まることなくしっかり除湿できるのが大きな魅力ですね。
メリット③:メンテナンスが少なくてラク
カライエはお手入れの手間が少ないのが魅力です。
通常の除湿機だと、以下のような面倒なメンテナンスが必要になりますよね。
でも、カライエなら水タンクがないため、水捨てやタンクの掃除は一切不要ですよ。
カライエのメンテナンスは、基本的に以下の2つだけでOKです。
これなら、忙しい毎日でも負担にならずに使えますね。
カライエを選べば、メンテナンスの手間を大幅にカットできるので、もっと大切なことに時間を使えますよ!
メリット④:快適な湿度を自動でキープ
カライエは快適な湿度を自動で調整してくれます。
なぜなら、室内の湿度を理想的な範囲「50%〜60%」に保つように設計されているから。
50%〜60%の湿度範囲は、人が心地よく感じるだけでなく、健康や家具の保護にも最適なんです。
カライエには、用途に合わせた4つの運転モードが用意されています。
【カライエの運転モード】
運転モード | 特徴 | おすすめの使い方 |
---|---|---|
自動 | 湿度を約60%に調整 | 日常的な除湿に最適 |
パワフル自動 | 湿度を約50%に調整 | 湿気が多い日や梅雨時期に |
ひかえめ自動 | 室内の湿度を感知し、必要に応じて運転 | 電気代を抑えながら除湿したいときに |
ターボ | 最大限に除湿 | 短時間で湿度を一気に下げたいときに |
カライエは梅雨時のジメジメ対策はもちろん、冬の結露防止にも効果的です。
季節の変化に合わせて運転モードを選べば、一年中快適な室内環境をキープできますよ。
メリット⑤:停電しても自動で再開してくれる
カライエには停電対策として「自動復帰機能」が搭載されています。
これは、停電後に電源が復旧すると、自動で元の運転モードに戻る機能です。
例えば、外出中に停電が起きても、電気が復旧すればカライエは自動で再起動してくれます。
そのため、帰宅したときに「部屋がジメジメしている…」なんて心配がありませんね。
カライエの設置場所はどこがおすすめ?
カライエは湿度が高く、空気の流れが悪い場所にピッタリの除湿機です。
特に、以下のような場所での設置がおすすめですよ。
【おすすめの設置場所】
場所 | 設置のメリット |
---|---|
別荘 | 使用しない時期の湿気対策に |
倉庫 | 物品の保管状態を最適にキープ |
洗面所 | 湿気がこもりやすい環境を改善 |
屋根裏 | 季節物の保管時に、湿気と熱を管理 |
地下室 | 湿度が自然と高くなるのを防ぐ |
クローゼット | 衣類や収納品をカビから守る |
上記の場所は、湿気が原因でカビが発生しやすく、家の傷みや物の劣化が進みやすいです。
カライエを設置することで、ちょうどよい湿度に管理してくれます。
各場所の特性に合わせて、適切な運転モードを選択しましょう。
湿度をコントロールし、快適な室内環境を維持できますよ。
本体と工事費込みでいくら?
カライエの設置には、全て込みで約11万円(税込)が目安です。
この価格には、以下の標準的な工事費用が含まれています。
ただし設置業者や設置場所によって、最終的な費用は変動します。
例えば、以下のようなケースでは追加料金が発生する可能性があります。
標準的な設置工事費用は約11万円ですが、設置環境によっては費用が前後することも。
より正確な金額を知りたい場合は、事前に業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
まとめ:ダイキン「カライエ」のメリットとデメリット
ダイキンの除湿乾燥機「カライエ」は、水捨て不要で24時間連続運転ができる除湿機です。
壁掛けタイプなので床を占有せず、生活空間をスッキリ使えるのも魅力ですね。
メンテナンスの手間も少ないなど、日常的に使いやすいメリットがたくさんあります。
一方で、カライエには以下のデメリットもあります。
設置を検討する際は、最適な場所を選び、事前に準備をしっかり行うことが大切です。
カライエを上手に活用して、湿気やカビ対策を万全にし、快適な室内環境を整えていきましょう。
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