低温調理器「エンペラータマリン」を実際に使った感想をお伝えします。
写真もたくさんあるので、どんな感じかよくわかりますよ。
結論からいうと、操作が簡単で、思った以上にしっとりジューシーなお肉が作れました!
とくにエンペラータマリンに良かった点はこちら。
ただし電源コードが短いことや、大きい鍋が必要といったデメリットもありました。
この記事ではエンペラータマリンの良い点だけでなく、気になる点もしっかりとレビューしますね。
エンペラータマリンの外観と付属品
製品名 | エンペラータマリン |
---|---|
公式価格 | 14,980円 |
サイズ | 幅5 × 奥行8.5 × 高さ31.5cm |
重さ | 約1.1kg |
電源 | 100V 50/60Hz |
消費電力 | 1200W |
電源コード | 約1.2m |
生産国 | 日本 |
販売会社 | Emperor Tamarin |
エンペラータマリンはキッチンに置いても、違和感を感じさせない清潔感のあるデザイン性ですよ。
まず本体が入っているボックスは次のとおり。
「幅10.5cm × 奥行10.5cm × 長さ36cm」と、思ったより大きめな箱でした。
エンペラータマリンをボックスから出すと、こんな感じ。
プラスチックのケースに収まっています。
本体カラーは「ホワイト」のみ。
本体サイズは「幅5cm × 奥行8.5cm × 長さ31.5cm」で、重さは「1.1kg」。
1L紙パックと同じくらいの重さですが、高さは少しありますね。
本体の裏側には、留め具が付いています。
鍋や容器への固定も簡単にできますね。
セット内容は次の3つ。
【写真付きレビュー】実際に「エンペラータマリン」を使ってみた
実際にエンペラータマリンを使ったレビューをしていきます。
今回調理するレシピは、定番の「サラダチキン」です。
用意する材料と調理する流れは次のとおり。
豚肩ロース ブロック/塊肉 | 1枚(約300g 厚み2cm) |
塩 | 適量 |
こしょう | 適量 |
オリーブオイル | 60cc |
詳しい使い方をお話します。
鶏むね肉に塩とコショウを全体に振る
まず鶏むね肉に皮が付いていたら取ります。
味を染み込みやすくするために、鶏むね肉にフォークで数カ所に穴をあけましょう。
塩とコショウを全体にまぶします。
ジップロックに鶏むね肉を入れて、オリーブオイルを投入
ジップロックに鶏むね肉を入れて、オリーブオイルを加えます。
中の空気を抜きながら、口を閉じます。
オイルが全体になじむように、袋の上からもみ込みましょう。
鍋やフードコンテナを用意する
次に鍋や低温調理用のフードコンテナを用意して、水を入れます。
水の量は「MIN」と「MAX」の中間あたりまで入れます。
水が「MIN」よりも少ないと、エラー音がなりますよ。
低温調理器を60℃、1時間30分に設定
コンセントを刺して、電源を入れます。
電源ボタンを3秒間長押し、起動させます。
温度と時間は、レシピどおり設定しましょう。
今回の温度は60℃。「+」と「-」ボタンで温度を調整します。
温度設定が終わったら、「歯車」ボタンを押すと時間の設定に切り替わりますよ。
低温調理する時間は、1時間30分です。最初は「時」の設定で、「+」と「-」ボタンで設定。
「歯車」ボタンを押すと、「分」の設定に切り替わります。
タイマーの設定が完了したら、電源ボタンを押せば作動し始めます。
設定温度に達したら、鶏むね肉を低温調理を行います
作動し始めたら、設定した温度まで水を加熱します。
設定した温度までに達したら、ピーピーと音が鳴ります。
数秒後にタイマーのカウントダウンが、自動的に開始。
ジップロックに入った鶏むね肉を、ササッと投入しましょう。
終了したら、カットして盛り付けて完成
設定した時間が終了すると、ブザー音で知らせてくれます。
ジップロックから鶏むね肉を取り出して、お好みの厚さでカットしましょう。
調理自体難しいことはありません。
プリプリで柔らかい鶏肉を、美味しく作れましたよ♪
ジューシーなチャーシューも作ってみた
次にチャーシューも作ってみました。
その前に我が家では低温調理器に使える大きな鍋が1つしか持っていないため、他の調理で使っていると調理できません。
今回はダイソーのゴミ箱を購入し、代用品として使ってみました。
商品名や特徴は次のとおり。
引っ掛けられるフチがついているので、クリップで固定もしやすいです。
それではチャーシューの低温調理法を紹介します。
レシピは次のとおり。
豚肩ロース ブロック/塊肉 | 1枚:(420g 厚み5cm) |
水 | 130cc |
しょうゆ | 50cc |
酒 | 50cc |
みりん | 50cc |
三温糖/上白糖 | 10g |
おろししょうが | 小さじ1/2 |
長ねぎ | 10cm分 |
まず漬け込み液とチャーシューを準備します。
漬け込み液とチャーシューを、ジップロックに入れて漬け込みます。
冷蔵庫で一晩寝かせます。(時間に余裕があれば二晩。)
次の日にチャーシューを取り出し、一度焼き目を入れます。
焼き目を入れる前に、エンペラータマリンを設定し加熱しておきましょう。
タイマーと加熱時間の設定は以下を参考に。
焼き目を入れたら、チャーシューを漬け込んでいたジップロックに戻します。
エンペラータマリンの設定温度に達したら、チャーシューを投入しましょう。
フタがありません。温度が下がりやすく、余計な電力を使います。
温度を下げない対策として、アルミホイルを被せるといいですよ。
柔らかくしっとりとしたジューシーなチャーシューの完成です♪
ここまでは私が実際に使ったレビューをお届けしました!
他にもこの商品を使った人の口コミがたくさんあります。
参考になると思いますので、次の章でご紹介しますね。
低温調理器「エンペラータマリン」のネット上の悪い口コミ2選
エンペラータマリンの悪い口コミは以下の2つです。
1つずつ見ていきましょう。
1:電源コードが短い
「電源コードが短い」との口コミがありましたね。
エンペラータマリンの電源コードは約1.2mです。正直、短いですね。
使いやすさを考えると、約2mくらいあると助かりますね。
アース付きコンセントに届かない場合は、アース付きの延長コードがありますよ。
延長コードを利用して、美味しい料理を堪能してください。
2:大きい鍋が必要
それなりに大きい鍋が必要です。調理する食材の量によって変わりますが、
はあるといいですね。
最低水位ライン13~15cm以上ないと、自動停止センサーにより止まります。
寸胴鍋のようなたっぷりと水が入る、深い鍋を使うといいですね。
どれくらいの鍋がいるのかピンと来ない人は、下記を参考に鍋を用意してください。
とくにこだわりがないなら、100均の耐熱性のあるゴミ箱でも代用可能です。
たとえばダイソーのゴミ箱。
容量や耐熱性もあるので、代用品として活躍しますよ。
低温調理器「エンペラータマリン」のネット上の良い口コミ5選
エンペラータマリンの良い口コミは次の5つです。
それぞれの項目を深掘りしていきますね。
1:肉類がしっとり柔らかく仕上がる
いつも食べ慣れている食材が、とにかく美味しく食べられることが最大のメリットですね。
低温調理は、お肉や魚のタンパク質の変質を抑えられます。
つまり、食材のうまみを最大限に保持したまま調理できますよ。
お店で食べるような味を、自宅でも味わえると大好評でした♪
2:パワーがあってすぐに湯気があがる
「ハイパワーで調理がはかどる」との声が多かったですね。
パワーが強いと、設定した温度までの時間が短くなります。
水の容量と加熱までの時間は、以下の表を目安にしてください。
40℃ | 50℃ | 60℃ | 70℃ | 80℃ | 90℃ | |
---|---|---|---|---|---|---|
6L | 4分 | 7分 | 10分 | 14分 | 20分 | 25分 |
8L | 5分 | 10分 | 15分 | 21分 | 27分 | 35分 |
10L | 7分 | 13分 | 20分 | 28分 | 36分 | 51分 |
パワーが強いと鍋の水の温まりも均等になり、食材の加熱ムラも抑えてくれますよ。
調理の時短になり、美味しい料理が早く作れますね。
3:自立式でクリップ付きが使いやすい
自立式が好評でした。
クリップ式だけだと鍋のふちが厚いと、止められないということがあるから。
自立式は鍋のふちの形状に左右されず済みます。
また自立式だけでは安定性に不安というときは、クリップで止めれば安定性が増します。
「エンペラータマリンが使いやすく予想以上によかった!」との声が多いのもわかりますね♪
4:温度と時間を細かく調整できる
エンペラータマリンは、
自由に設定できます。
最初はレシピどおりに作ります。少しずつあなた好みに温度や時間を調整して、楽しむのもいいですね。
ただ温度を低くするときは、食中毒のリスクもありますので注意が必要です。
5:キッチンでなくても使える
アース付きコンセントの問題をクリアすれば、キッチン以外でも使えるところが魅力です。
鍋敷きおけば、どこでも調理が可能です。火を使わないので、火事の心配もありませんよ。
“料理以外の作業をしながら、ときどき確認する”ということもできちゃいますね♪
エンペラータマリンを使うときの注意点4選
エンペラータマリンを使うときは、以下の4つの注意点に気をつけてください。
- 清潔な調理器具を使う
- 新鮮な食材を使い、直接手で触らない
- 温度と時間を守って加熱する
- すぐ食べないなら氷水で急冷する
低温調理が自宅でも楽しめるようになって、食中毒の事例も増えています。
上記の注意点をふまえて、ジューシーな料理を楽しんでくださいね。
電気代はどれくらいかかる?
結論、1時間の電気代は「約37.2円」です。
電気代の計算方法は次のとおり。
1ヶ月あたりの電気代は約1,100円です。
たしかに約1,100円近くかかりますが、よく考えてみてください。
お店で食べられるようなおいしい料理を、家族みんなで食べられると考えると、かなりお安いと思いますよ。
低温調理器「エンペラータマリン」の特長・仕様
ここからは上記で説明しきれなかったエンペラータマリンの特長や仕様についてお話します。
自動停止センサー内蔵で空焚き防止
エンペラータマリンには、
を防ぐため、自動停止センターが内蔵されています。
低温調理は時間がかかるため、調理中に水位が下がってしまうことがあります。
もし水位が最低ラインを下回ると、空焚きの危険性が出てきます。
ですが、エンペラータマリンはこの空焚きを防ぐため、センサーが自動で作動し、危険な状態になる前に調理をストップしてくれるので安心です。
これなら、長時間の調理でも心配なく使えますね。
IPX7の完全防水で丸洗いもOK
エンペラータマリンは防水性に優れています。
自立式でクリップはついていますが、不意に倒して水にぬれ、壊れてしまうことも。
エンペラータマリンはIPX7の完全防水仕様です。
こわれにくく、お手入れもしやすいですよ。
スマートでスリムなデザイン
エンペラータマリンは「幅5cm × 奥行8.5cm × 高さ32cm」のスリムな縦長デザイン。
コンパクトなので、使用時も収納時もこまりませんよ。
また操作パネルもタッチパネルです。デジタル表示なので、パッと見やすく操作もしやすいですね。
おすすめの低温調理器3選!
ここからは、家庭で簡単に本格的な料理が楽しめる、おすすめの低温調理器を3つご紹介します。
それぞれの特徴や使いやすいポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
低温調理器 おすすめ1:BRUNO コンパクト低温調理器
BRUNOのコンパクト低温調理器は、コンパクトでスリムなデザインが魅力です。
「幅5cm×奥行き8.5cm×高さ28cm」と場所を取らず、キッチンでもすっきりと設置できます。
また、1000Wのハイパワーで短時間で水温を上げることができるので、忙しい方にもぴったりです。
温度は5℃から95℃まで設定でき、
など多様な料理に対応しています。
クリップ式で簡単に鍋に取り付けができるため、初心者でも扱いやすく、深さ10cm以上の鍋であれば利用可能です。
日常の料理をさらに楽しみたい方におすすめです。
低温調理器 おすすめ2:アイリスオーヤマ LTC-03-B
アイリスオーヤマの低温調理器は、スリムで軽量なデザインが特徴です。
重量は約900gと軽く、どなたでも片手で楽に取り扱えます。800Wの出力で比較的早く設定温度に達するため、時短調理にも適しています。
このモデルはタッチパネル式で直感的に操作が可能です。設定温度が視覚的に確認でき、手軽に調理を開始できます。
深さ10cm以上の鍋に対応しており、キッチンのスペースを有効活用できます。
さらにレシピが付属しているので、初めて低温調理に挑戦する方でも安心です。健康的な食事を取り入れたい方におすすめです。
低温調理器 おすすめ3:BONIQ 2.0 スターターセット
BONIQ 2.0は、家庭での低温調理を本格的に楽しみたい方にぴったりなセット商品です。
1000Wの出力でパワフルな加熱が可能で、設定温度に迅速に達するため、多忙な方にも向いています。
このモデルはWi-Fi接続が可能で、外出先からも温度の確認や調整が行えます。
アプリで操作ができるため、より便利で精密な調理が実現します。
セットには
が含まれており、すぐに使える状態になっているのもポイントです。
調理後はすべてのパーツをコンテナ内に収納できるため、キッチンをすっきりと保てます。
お料理をより本格的に楽しみたい方や、低温調理に慣れてきた方におすすめです。
今回は、手軽に本格料理が楽しめる低温調理器を3つご紹介しました。
それぞれの特徴を参考に、ご自分のライフスタイルや料理の好みに合った一台を選んでみてください。
【Q&A】エンペラータマリンについてよくある質問に回答
ここからはエンペラータマリンのよくある質問をまとめました。
- Q1:スタンドは取りはずしできますか?
- A
エンペラータマリンのスタンドは取り外せません。
- Q2:必要な最低水位はどれくらい必要ですか?
- A
水位は13cm~15cmほど必要です。
エンペラータマリンを使うときは、最低水位を下回らないようにしてください。
- Q3:海外でも使えますか?
- A
エンペラータマリンは100V専用です。
国内専用なので、海外では使えません。
まとめ:簡単操作で美味しい料理が作れる低温調理器でした
今回はエンペラータマリンを使ってみた感想を写真付きで解説しました。
エンペラータマリンの一番の魅力は「操作が簡単で、しっとりジューシーなお肉が作れる」ことです。
自立式でクリップ付きのデザインも使いやすく、調理中に他の家事ができる点も便利です。
作った料理はお店で食べるような柔らかさで、家族も大満足でした♪
今回使ったのは「鶏むね肉」と「豚肩ロース」だけでしたが、使い心地が良かったので、他の食材にもどんどん試してみようと思います。
家での料理がワンランクアップする低温調理器でした!